医学部の難易度は異常

　医学部の難易度は異常になっている。たとえば、京都大学についていえば、昭
和10年代生まれについいえば、
ノーベル賞も出した理学部が看板学部で最低点も高かったのだ。ところが、いま
では、医学部の難しさは群を抜いているし、
国公立の医学部はどこでも東大、京大並みの難易度となっている。

　さらに、医学部の入試が特殊なのは、合格点数の異常な高さだ。総合大学では、
共通問題での入試が行われる。試験というのは、
だいたい平均点が60点台くらいで合否が決まるのが適正だ。極端に低いと一科目
くらいほとんど零点でも受かることになるし、
逆に医学部のように高すぎると、「穴のない」ようにするために特殊な勉強が必
要になる。